記憶

2004年7月21日 ポエム
あふれる陽の光にも似た
君の笑顔を思い出す
弱い私はただここで
うつむくばかりで

ただの勘違い?
勝手なうぬぼれ?
けれど付き合ってきた歳月は
ますます色濃くなるばかりで

自分はこの人じゃなきゃ駄目で
けれど相手は私じゃ駄目で
そんな時人はどうやって
自分の気持ちに折り合いをつけるのだろう

溺愛

2004年7月19日 ポエム
私の心は今もなお
あの夏の海で溺れてる
君と別れたことなど とうに
無かった事にしてしまってる

花火 波音
月光 流星
何もかもが まだ
今も其処に在る

冷たい手だと笑った癖に
私を置いて君は背を向けた
素足を波にさらしたままで
どうしようもなく私は泣いた

私の心は今もなお
あの夏の海で溺れてる
いつまで待つと云うのだろう
息も出来ずに喘ぐ潮騒

夏蛍

2004年7月18日 ポエム
君といることが
僕にとっての戒め
僕といることが
君にとっての自己顕示

逃げ水のように
君は涙を流すんだ
決して僕には拭えない
遠い日の 幻のように

君の傷に舌を絡ませて
僕はそれでも許しを請う
君は命を灯す蛍
いつでも僕に知らしめる

罪悪感という名の狂喜
償いという名の快楽を

希求

2004年7月17日 ポエム
きっとそうだ
君の期待を
裏切ったのはあたし

君といれば
幸せになったこと
ほんとは分かってるよ

だけどだめだった
だから だめだった…?
何度問い返しても同じ

きっとそうだ
こんなあたしからは
何もかも 離れてくんだ

憧憬

2004年7月16日 ポエム
君の透き間から
零れ落ちるのは
ささやかなプライドと
偉大なる母性愛

僕の崩壊を
そっと止めるのは
ちっぽけな快楽と
真っ白な焦燥感

君の手を僕は
それでも拒んで
自分でもどこへ
向かおうというのか

羽をひろげて
あの喧騒へ
崩れる自分の
欠片を集めて
幸せにならなくてもいい
例えこのまま閉じた世界にいようとも
僕らはこうして愛を育てよう
そうして遥か未来を奏でよう

聳え立つのは華やかな景色
目も眩むほどの充実感
他人の不幸を鼻で笑って
彼らは何を目指すのだろうか

小さく君が僕にささやいた
喧騒を知らない天使のように

pianissimo

2004年7月14日 ポエム
君の表情 仕草の全てを
いとおしいと思う
この気持ち

銜え煙草で
斜に構えたよな
横顔をずっと眺めてた

飽きもせずに
ただひたすらに
横顔をずっと眺めてた

ほしいのは ただひとつ
君の未来
なんてね

LIVE

2004年7月13日 ポエム
やめちゃった
無理するのは
何もかもね

今はただ
したいことだけに
全ての時間を費やせる

幸せって
こんなに近くにあったんだ
やっと分かったよ

あの時死ななくて、
本当によかった

パレード

2004年7月12日 ポエム
僕が、みんなの夢をかなえてあげる
さあ、目を瞑って!!

言葉につられて目を閉じた
最初で最後の二人のデート

さあ、目をあけて!!
その言葉にそっと目を開くと

一面の
シャボン玉の空

らしくもないのに
涙が零れた

二人の夢は
かなわなくとも
この一瞬だけ
魔法にかかって

二人の夢は
あの日のシャボン
零れた涙は
永遠の幻

それでもここは
夢と魔法の国

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索